【伊丹市】気分は「ブラタモリ」第3弾。荒牧の「天神川隧道（てんじんがわずいどう）」は、天井川を軍用の鉄道がくぐっていた神秘的なトンネル。
荒牧バラ公園のすぐ近くで、天神川をくぐる不思議なトンネルがあります。調べてみると、1944年に国鉄の中山寺駅から別れて、陸軍の軍事施設へ敷かれた軍用の鉄道が通っていた跡なのだそうです。中山寺駅から軍用施設跡までその鉄道の線路跡と思しき道路を歩いてみました。
中山寺駅から東側に歩いていくと、JRの線路と並行している側道があります。
側道をずっと歩いていくと、どんどん道が下がっていきます。左手の塀の上をJRが走っています。
交差点の奥へと道は続いていきます。
交差点から左手を眺めたところ。JR線が遠ざかっていきます。
交差点を渡ると、右に曲がるゆるいカーブが線路の面影を残しています。
途中、東西と南北の道に上書きされてしまい、元の線路の形がわからないところも少しありますが、天神川へ向かう道が右手奥に見えます。
天神川が上を走り、その川をくぐるトンネルの名称は「天神川隧道（てんじんがわずいどう）」です。
軍事専用鉄道のトンネル、という不思議な雰囲気をたたえています。現在は鉄骨で補強がなされています。
トンネルの中は少しひんやり。
トンネルの上を天神川が流れています。川より低いところに家が並んでいます。
トンネルが通っている道を、上の川土手から見たところ。
トンネルを抜けて、振り返ったところです。
トンネルを抜けて進んでいき、「鶴田団地前」のところで高速道路の高架をくぐります。
高速道路の南側、高速道路に沿って東西に走る道を東へ。
自衛隊山本宿舎（奥に陸上自衛隊川西駐屯地および陸上自衛隊阪神病院）のところに出ました。ここが終点だったと思われます。
終戦から74年。令和元年の今年、平和な日本に思いを馳せながら歩いてみるのも良いかもしれません。
「天神川隧道（てんじんがわずいどう）」はこちら↓
※タイトルが、NHK「ブラタモリ」のロケが伊丹で行われたのかと誤解させるようなものであったため、修正いたしました。お詫びいたします。
（amichan）
